ボロディン弦楽四重奏団の名盤から

〜 ボロディン「弦楽四重奏曲第2番ニ長調」、ショスタコーヴィチ「弦楽四重奏曲第8番ハ短調」 〜

ボロディン弦楽四重奏団は設立当初モスクワ・フィルハーモニー四重奏団の名称で演奏活動をスタート、結成10年後の1955年から現在のボロディン弦楽四重奏団に改称して何度かメンバー・チェンジをしながら息が長い活躍を続ける四重奏団である。 彼らは1962年のデジンバラ国際音楽祭に出演しこのボロディンとショスタコーヴィチの作品をプログラムに取り上げ大喝采を浴びた。 そして並行してロンドンのデッカ・スタジオでステレオ・セッションされたのが今回の紹介盤である。 当時のメンバーは第1ヴァイオリン:ロスティスラフ・ドゥヴィンスキー、第2ヴァイオリン:ヤロスラフ・アレクサンドロフ、ヴィオラ:ドミトリー・シェバリン、チェロ:ヴァレンティン・ベルリンスキーとなっている。 紹介のLPは1995年に英DECCAよりリマスターされオリジナル・ジャケットで復刻された1枚である (写真1 LPジャケット、英DECCA SXL 6036 /写真2 LPレーベル面)。
尚、1962年エジンバラ国際音楽祭におけるコンサート・ライブ盤(モノラル録音)もこのほか演奏されたラヴェル「弦楽四重奏曲」も含めて「BBC放送音源」よりCD化されている。

写真1    ボロディン弦楽四重奏団「ボロディン弦楽四重奏曲第2番&ショスタコーヴィチ弦楽四重奏曲第8番」LPジャケット(英DECCA-SXL 6036) 1995年復刻盤

写真2    LPレーベル面