名匠ウラディミール・ゴルシュマンのブラームス交響曲第4番

ロシア系パリ生まれ20世紀の名指揮者ウラディミール・ゴルシュマン(Vladimir Golschmann /1893~1972、写真1)は筆者が中学生時代からレコードで接してきた指揮者のひとりだった。 1960年代当時高音質レコードとして注目を浴びた米VANGUARD Stereolabにはウィーン国立歌劇場管弦楽団とのコンビで紹介盤のブラームス「交響曲第4番」や過去にも紹介済みのチャイコフスキー「交響曲第6番”悲愴”」等々数々の録音を残している。 しかしこのブラームスは現在も未CD化と思われ忘れ去れた1枚かもわからない。 彼の鋭い感性が深く感じとれる演奏だ (写真2 LPジャケット、国内盤キング-Vanguard Stereolab SV 6、1962年リリース/写真3 LPレーベル面)。 思い起せばグレン・グールドのベートーヴェン「ピアノ協奏曲第1番」・バッハ「ピアノ協奏曲第5番」(1958年米CBS録音/コロムビア交響楽団)も彼の指揮だった。

写真1    ウラディミール・ゴルシュマン(インターネット画像から)

写真2    V. ゴルシュマン&ウィーン国立歌劇場管「ブラームス交響曲第4番」LPジャケット(国内盤キング-VANGUARD STREOLABシリーズSV 6) 1962年リリース 

写真3    LPレーベル面