アレキサンダー・カントロフ & レニングラード管弦楽団来日公演を聴く、1996

〜1996年11月15日、東京文化会館にて〜

サンクトペテルブルクに本拠を置くオーケストラの名称を日本語で表記すると混同することが多々ある。 先に「漫遊記138/ドミトリエフ&サンクトペルブルク響」でもこの話を紹介したが今回は「レニングラード管弦楽団(正式には"サンクトペテルブルク国立交響楽団)」の来日公演から取り上げてみたい。 公演プログラムの解説によればこのオーケストラは1999年にロシア「功労芸術家」の称号を授与された音楽監督アレキサンダー・カントロフ(写真1  1996年来日公演プログラムから)が自ら創設した室内管弦楽団「クラシカ(KLASSIKA)」をベースに1988年にシンフォニー・オーケストラに発展させた楽団とのことである。 1992年にはロシア政府より「国立」の認定を受けている。 すでに1993年に初来日公演を行っているのでこの1996年のこの公演は2回目の来日公演となる。 来日公演では「サンクトぺテルブルク・フィル」や「サンクトペルブルク交響楽団」等の混同も避けるためか今回の公演でも1993年と同様「レニングラード管弦楽団」の名称で行っている。 また公演プログラムの表紙には「KLASSIKA」の愛称名も記載されている(写真2  1996年来日公演プログラム表紙)。 筆者は11月15日の東京文化会館での公演を鑑賞した。 この日のプログラムはソリストに当時「愛知県立芸術大学」の客員教授に招かれ日本を拠点に世界で活躍中のピアノのディーナ・ヨッフェ女史を迎えてのコンサートだった(写真3  ディーナ・ヨッフェ、来日公演プログラムから/写真4  1996年来日公演日程と演奏曲目)。 筆者が聴いた文化会館の5階天井桟敷席からもこの楽団の演奏水準の高さを充分にうかがうことができた。 ディーナ・ヨッフェが弾く「パガニーニの主題による狂詩曲」ではやはり特に有名な「第18変奏」のメランコリックな旋律が印象的だった。写真5は11月15日の公演チケットである。

写真1   レニングラード管を指揮したアレキサンダー・カントロフ(公演プログラムから)

写真2   カントロフ & レニングラード管 1996年来日公演プログラム表紙

写真3   ディーナ・ヨッフェ(来日公演プログラムから)

写真4   カントロフ & レニングラード管 1996年来日公演日程と演奏曲目

写真5   カントロフ & レニングラード管 1996年11月15日公演チケット