小澤&ボストン響 凱旋帰国公演を聴く、1978

〜1978年3月12日、神奈川県民ホールにて〜

「ボストン交響楽団」の初来日は今から半世紀以上も昔のこと、シャルル・ミュンシュが音楽監督時代の1960年5月であった(写真1  ボストン響初来日公演プログラム表紙)。 それから18年が経過した1978年3月小澤征爾凱旋帰国による再来日公演が実現した(写真2  1978年ボストン響東京公演チラシ/写真3  「ボストン響1978年来日公演プログラム表紙」。 この公演ではピアノのルドルフ・ゼルキンが東京・普門館公演の1度だけ出演しブラームスの「ピアノ協奏曲第1番」を披露し大変な注目を浴びた。 またこの公演は「NHKFM」で生中継されている。 筆者は残念ながらこの公演には足を運べなかったが3月12日の横浜公演を聴いている(写真4  筆者が聴いたプログラムB演奏曲目)。 休憩前に演奏されたマルタンの作品ではボストン響の首席奏者による7つ異なる管楽器の響きが印象に残る。 メインのベルリオーズ「幻想交響曲」は小澤の十八番、満員の聴衆の熱気と共にボストン響の重厚なサウンドが会場いっぱいに鳴り響いた。 写真5は10月12日横浜公演のチケットである。

写真1   ボストン交響楽団 1960年初来日公演プログラム表紙

写真2   1978年小澤&ボストン響 東京公演チラシ

写真3   1978年 小澤&ボストン響 公演プログラム表紙

写真4   筆者が聴いたプログラムB演奏曲目

写真5    小澤&ボストン響 3月12日横浜公演チケット