キース・ジャレットによるモーツァルト「ピアノ協奏曲集」

チック・コリアと共にジャズのみならずクラシック音楽ピアニストとしても世界的に知られるキース・ジャレット、筆者は彼のモーツァルトで思い起こすのは実際に聴いた1985年来日公演チック・コリアとの共演コンサートである (漫遊記167)。 今回の紹介盤モーツァルト「ピアノ協奏曲集」は彼と親交も厚いデニス・ラッセル・デイヴィスが指揮するシュトゥットガルト室内管弦楽団との1990年代中期から後期にかけてのセッション 録音(シュトゥットガルト、リーダーハレ”モーツァルトザール”)である(写真1 キース・ジャレットとデニス・ラッセル・デイヴィス)。  紹介の各2CDセットはジャズ・レーベルで知られる独ECMからリリースされた。 演奏は気ごころも知れたデイヴィスとの息もあいキースがマイ・ペースで楽しく弾くモーツァルトに好感が持てる (写真2/写真3 CDジャケット、写真2 日本ポリグラム盤/写真3 独ECM盤)。

写真1    キース・ジャレット&デニス・ラッセル・ディヴィス(CDブックレットから)

写真2    CDジャケット-モーツァルト「ピアノ協奏曲第21番・第23番・第27番ほか」日本ポリグラム-ECM(POCC 1037-38)

写真3    CDジャケット-モーツァルト「ピアノ協奏曲第9番・第17番・20番ほか」(独ECM 1624-25)