名匠 ミラン・ホルヴァートとマルティン・ジークハルトによるドヴォルザーク

今回は二人の名匠、ミラン・ホルヴァート(Milan Horvat/1919~2014 写真1)とマルティン・ジークハルト(Martin Sieghardt/1951~ 写真2)が指揮するドヴォルザークの名曲を収めたCDを紹介したい。 前者ホルヴァートはクロアチア出身の名指揮者、ウィーン放送交響楽団初代首席指揮者を1969年~1975年にかけて務めた人である。 このCDには録音データの記載はないが収録された「交響曲第8番ト長調」はしっとりと味わい深い演奏が魅力的である。 また彼のウィーン放送響とのレコード録音は意外に少ないので貴重である。 後者マルティン・ジークハルトはウィーン出身、今年(2022年)71歳をを迎え近年ではN響をはじめ日本のオーケストラにも数々客演しクラシック音楽ファンにも馴染み深い。 彼はシュトゥットガルト室内管弦楽団首席指揮者(1990年代)、その後リンツ・ブルックナー管弦楽団、オランダのアーネム・フィルハーモニー管弦楽団首席指揮者もつとめ現在は名誉指揮者の称号を得ている。 CD収録の「弦楽セレナード ト長調」はシュトゥットガルト室内管弦楽団とのライブ録音であることも興味深かった(写真3 CDジャケット、独Zyx CLASSIC CLS 4027/写真4 CD演奏データ)。

写真1    ミラン・ホルヴァート(インターネット画像から)

写真2    マルティン・ジークハルト(インターネット画像)

写真3    CDジャケット(独Zyx CLASSIC-CLS 4027)

写真4    CD演奏データ