ハイドンのスペシャリスト、モーゲンス・ヴェルディケ

デンマークの首都コペンハーゲン出身「モーゲンス・ヴェルディケ(Mogens Wöldike/1897~1988、写真1)は20世紀に活躍したオルガニスト、指揮者そしてハイドン研究のスペシャリストだった。 しかし当時日本ではリリースされたレコードが数少なかったためか彼の知名度は地味だったようだ。 今回の紹介盤、ウィーン国立歌劇場管弦楽団を振ったハイドンの三大交響曲「第100番“軍隊”」、「第101番”時計”」、「第104番“ロンドン“」は彼の名盤のひとつとして知られている。 米ヴァンガード(VANGUARD)1956年ステレオ最初期録音だがその音質の素晴らしさにも惹きつけられた。 ちなみに紹介LPジャケットは筆者が高校時代1967年にキング・レコードより廉価盤(1500円)でリリースされた「ステレオ・ファミリー・コンサート名曲シリーズ」からの懐かしい1枚、片面約40分収録の超お得用盤でもあった(写真2 LPジャケット、国内盤キング(VANGUARD STEREOLAB) SET 5050/写真3 LPレーベル面)。

写真1    モーゲンス・ヴェルディケ(LPジャケット掲載写真から)

 

写真2    LPジャケット (キング「ステレオ・ファミリー・コンサート名曲シリーズ」(SET 5050)1967年リリー盤