フルトヴェングラーによるシューマン交響曲録音
フルトヴェングラーのシューマン交響曲録音は年代順に1951年10月29日ドイツ博物館のコングレス・ホール(ミュンヘン)におけるウィーン・フィルとのコンサート・ライブ「第1番変ロ長調”春”」(写真1 LPジャケット、国内盤ロンドンMZ 5122/1974年リリース盤)、1953年5月14日ベルリン・フィルとのセッション録音 (イエス・キリスト教会、ベルリン)並びに同年8月26日ルツェルン音楽祭でのクンスト・ハウスにおけるスイス音楽祭管弦楽団(ルツェルン祝祭管弦楽団)とのライブ録音「第4番ニ短調」が残されている。 いずれも誉の高い名盤だがあえて個人的に1枚選ぶとしたら学生時代から聴きなれたベルリン・フィルとのセッション盤「第4番」を取りたい(写真2 擬似ステレオ盤、日本グラモフォンSMG-1449/1968年リリース/写真3 独グラモフォン、再リリース廉価盤-2535 805、オリジナル・モノラル盤) 。ちなみに1960年代後期は歴史的モノラル録音名盤を電気的に擬似ステレオ化したレコードが数多くリリースされていた。