ルドルフ・ケンペ の「ウィーン・フィルの休日」、1961
ルドルフ・ケンペ(Rudolf Kempe /1910~1976)も「ウィーン・フィルの休日(Vienna Philharmonic ‘On Holiday’)」と題する粋なアルバムを遺している。 1961年のウィーン楽友協会ホールにおけるステレオ・セッションである。 アルバムには聴きなれたオペラの「間奏曲」をはじめ「序曲」「舞踊音楽」作品を中心に収められているがヨーゼフ・バイヤー(Josef Bayer)の舞踊音楽「人形の精」やクロアチアのヤコヴ・ゴトヴァツ(Jakov Gotovac)のオペラ「あの世から来た悪漢」から「コロ(舞曲)」など普段滅多に聴くことがない作品も興味深かった。 紹介盤は1962・63年リリースの「EMI音源」からデジタル・リマスター化された「英TESTAMENT」シリーズで録音もまた素晴らしい(写真1 CDジャケット、英TESTAMENT SBT 1127 1997年リリース/写真2 CD演奏・録音データ)。