ロリン・マゼールのツェムリンスキー「叙情交響曲」世界初録音盤、1981

世界的名歌手フィッシャー=ディースカウ(バリトン)、ユリア・ヴァラディ(ソプラノ)をソリストに迎えたマゼール&ベルリン・フィルによる1981年世界初録音となったツェムリンスキー「叙情交響曲」は当時注目された名盤である。 この作品は全7楽章から成るインド(ベンガル)の大詩人「タゴール」の詩集「園丁」(ドイツ語訳)からテキストがとられている。 聴きこむにつれディースカウ夫妻の歌唱に引き込まれていく。 もちろん録音も素晴らしい。 ただこの作品、日本では生のコンサートで接する機会が少ないのが少々残念である (写真1  LPジャケット、独グラモフォン2532 021/写真2 LPレーベル面)。

写真1    ロリン・マゼール&ベルリン・フィルほか/ツェムリンスキー「叙情交響曲」世界初録音LPジャケット(独グラモフォン-2532 021)

写真2    LPレーベル面