ロリン・マゼール&フランス国立放送管によるプロコフィエフ「ピーターと狼」、1962

今回は若きロリン・マゼール(Lorin Maazel/1930~2014)がフランス国立放送管弦楽団と録音したプロコフィエフ「ピーターと狼」を取り上げてみたい。 1962年パリのサル・ドゥ・ラ・ミュテュアリテ(La Salle de la Mutualié)におけるステレオ・セッションである。 演奏、録音と共に20世紀ドイツの名優マティアス・ヴィーマン(Mathias Wieman/1902~1969)の語りも素晴らしい。 紹介LPレコードは1975年にリリースされた独グラモフォン・レゾナンス廉価盤シリーズからの1枚、このジャケットのイラストはドイツのイラストレーター:ドロテア・デスマロヴィッツ(Dorothea Desmarowitz)によるもので彼女は独グラモフォンの数々のレコード・ジャケット作成に携わっている(写真1 LPジャケット、独Grammophon Resonance-2535 108/写真2 LPレーベル面)。 また1963年のオリジナル盤カップリングはブリテンの「青少年のための管弦楽入門」(指揮と語り-マゼール)だったがこのレゾナンス盤ではカラヤン&ベルリン・フィルのモーツァルト「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」、ブラームス「ハンガリア舞曲第1番・第3番・第5番・第6番」となっている。

写真1-LPジャケット(独グラモフォン-レゾナンス 2535 108)1975年リリース盤

 

写真2    LPレーベル面