名クラリネット奏者”ハインリヒ・ゴイザー”の名盤/モーツアルト&ウェーバー「クラリネット五重奏曲」

今回は ドイツの20世紀名クラリネット奏者ハインリヒ・ゴイザー(Heinrich Geuser/1910~1996、写真1)の懐かしの名盤から1枚取り上げてみたい。 彼はベルリン・シュターツカペレやベルリンRIAS交響楽団の首席クラリネット奏者を務めた。 紹介盤は「クラリネット五重奏曲」二つの名曲モーツアルトとウェーバーの作品を収めたものである。 いずれもドロルツ弦楽四重奏団(Drolc String Quartet)と共演した1960年前後と思われるステレオ録音でゴイザーの優美なクラリネットの響きに魅了される。 ドロルツ四重奏団は当時ベルリン・フィルの第一ヴァイオリン奏者を務めたエドゥアルト・ドロルツ(Eduard  Drolc)により1950年に結成されたベルリン・フィルのメンバーで構成された四重奏団である(1973年解散)。 尚、LP裏面のウェーバー「五重奏曲変ロ長調 作品34」は日本ではまだCD化されてないかと思われる (写真2 LPジャケット、東芝音工AA 7058/ 写真3 LPレーベル面)。

写真1    ハインリヒ・ゴイザー(インターネット画像から)

 

写真2    LPジャケット(東芝音工-AA 7058)1966年リリース盤

 

写真3    LPレーベル面