日本コロムビアのヨーロッパPCM録音シリーズ盤からスメタナ四重奏団によるスメタナ「弦楽四重奏曲第1番・第2番」

日本コロムビア(デンオン・レーベル)がPCMデジタルでヨーロッパ録音を開始したのは1970年代中ごろだったと思うが今回はそのシリーズからスメタナ四重奏団のスメタナ「弦楽四重奏曲第1番ホ短調 ”わが生涯より”・第2番ニ短調」を取りあげてみたい。 このレコードは1976年(昭和51年度)の日本レコード・アカデミー賞(室内楽部門)も受賞した名盤である。 録音は日本からPCM録音機を持ち込んでプラハのスプラフォン・ジシコフ・スタジオ(Žižkov Studio, Supraphon)でスプラフォンとの共同制作により1976年2月に行われた。 この作品の演奏史に永遠に残る録音と云っても過言ではないだろう。 その後何度となくCDでリリースされているがやはりこのLPで聴くのが一番である(写真1 LPジャケット、日本コロムビア(デンオン)初出盤-OX 7049-ND /写真2 LPレーベル面)。

写真1    スメタナ「弦楽四重奏曲第1番・第2番」/スメタナ四重奏団LPジャケット-(1976年PCM録音-日本コロムビア OX-7049-ND)

写真2    LPレーベル面