リーザ・デラ・カーザのR. シュトラウス歌劇「アラベラ」、1963年ライブ盤

リーザ・デラ・カーザ(Lisa Della Casa/1919~2012)はスイス出身の20世紀を代表するリリック・ソプラノ歌手の一人だった。 彼女は1974年には引退してしまったが今回紹介するリヒャルト・シュトラウス歌劇「アラベラ」のタイトロール最高の歌い手「アラベリッシマ」と呼ばれた。 この作品はオーストリアの劇作家ホフマンスタール台本により19世紀のウィーン貴族社会を背景に伯爵令嬢アラベラの結婚話をテーマに喜歌劇風に描いたもので華やかで聴きやすいオペラである。 紹介盤(国内盤)は1970年代初頭LPリリース以来長らく廃盤になっていた「1963年ミュンヘン・オペラ・フェスティバル」公演ライブのCD化復活全曲盤で1994年にリリースされた。 ミュンヘンのプリンツレゲンテン劇場(Prinzregententheater)におけるライブ収録となっている (写真1 CDジャケット、3CDセット国内盤グラモフォン-POCG-2889-91 /写真2 演奏・録音データ/写真3 出演キャスト一覧)。 また妹役ズデンカ(弟ズデンコで男装) :アンネリーゼ・ローテンベルガーとの共演は息もあい素晴らしい (写真4 カーザとローテンベルガー、CDブックレットから)。

写真1    R. シュトラウス/歌劇「アラベラ」全曲盤CDジャケット(1963年ミュンへン・オペラ・フェスティバル・ライブー国内盤グラモフォンPOCG 2889-91)

写真2    演奏・録音データ

写真3    CD出演・キャスト一覧

写真4    リーザ・デラ・カーザ&アンネリーゼ・ローテンベルガー(CDブックレットから)