歴代のフランス王が眠る「サン=ドニ大聖堂」を訪ねて、2010年9月
歴代のフランス王が数多く眠るサン=ドニ大聖堂(Basilique de Saint-Denis、写真1筆者撮影)はパリの北に隣接する街サン=ドニにある。 パリのメトロも乗り入れ交通の便も良い(写真2 メトロ「バジリク・ドゥ・サン=ドニ駅」筆者撮影)。 2010年は近世フランス王朝「ブルボン朝」初代の王として君臨したアンリ4世(HenriIV)(1553-1610)の没後400年にあたり聖堂ではアンリ4世展も開催されていた(写真3 アンリ4世展パンフレット)。 ゴシック様式の大聖堂内部のステンドグラスの美しさは素晴らしく一見の価値がある(写真4 大聖堂内/ 写真5 ステンドグラスのバラ窓、筆者撮影)。 またひときわ注目されるのが歴代王族たちの「棺」である(写真6 歴代王族たちの棺、筆者撮影)。 しかし聞くところによればフランス革命で教会も荒らされたため「棺」の中はほとんど空っぽだそうだ。 (写真7筆者撮影)はフランス革命でギロチンにかけられたルイ16世とマりー・アントワネットの像である。 ちなみにふたりはこの地下に埋葬された(写真8 サン=ドニ大聖堂、有料エリア・チケット)。 19世紀に建造された立派な市庁舎(写真9筆者撮影)も大聖堂広場に位置している。 ついでながら毎年5月から6月にかけて開催されるサン=ドニ音楽祭はこの大聖堂がコンサート会場に使用されている。