話題を呼んだカラヤンとロシア巨匠たちによるベートーヴェン「三重協奏曲」、1969 

今回はリリース当時大変な話題を呼んだカラヤン&ベルリン・フィルとロシアの巨匠たちが揃い録音されたベートーヴェン「三重協奏曲」の国内盤初出LPを紹介したい。 この録音は1969年9月ソリストにリヒテル(Pf)、オイストラフ(Vn)、ロストロポーヴィチ(Vc)をベルリン(西)に呼び寄せ露メロディアと独EMIエレクトローラの共同制作によって行われた。 録音プロデュ―サ―はEMIのピーター・アンドリーが担当している。 またレコード発売当時、世界の販売枚数も10万枚に迫ったとも伝えられている。 さらに日本国内では当時EMI系列の東芝ではなくメロディアレーベルの発売権を持った日本ビクターの「新世界レーベル」からリリースされたことにも驚いた (写真1 国内盤LP初出ジャケット1970年リリース/写真2  録音風景、見開きジャケット裏面写真/写真3 LPレーベル面)。 またこの演奏は1971年度「日本レコード・アカデミー賞 (協奏曲部門)」に輝いている。

写真1    カラヤン&ロシア巨匠たちによるベートーヴェン「三重協奏曲」国内盤初出LPジャケット(新世界-SMK 7630 1969年録音)

写真2    録音風景(LP見開きジャケット裏面)

写真3    LPレーベル面