ドビュッシー「小組曲」の魅力
フランス印象主義音楽の開拓第一人者クロード・ドビュッシー(Claude Debussy/1862~1918)の小組曲(Petite suite)の魅力をさぐってみたい。 この作品はドビュッシー27歳の1889年4手ピアノ […]
モニク・アースのラヴェル「ピアノ協奏曲&左手のためのピアノ協奏曲」ステレオ盤、1965
フランス、パリ出身の才媛ピアニスト、モニク・アース(Monique Hass/1909~1987、写真1)の名盤と言えばラヴェルのピアノ協奏曲が思い浮かぶ。 これは彼女が名匠ポール・パレー(Paul Paray/1886 […]
ガーシュウィン歌劇「ポ―ギーとベス」世界初ステレオ全曲録音盤
今回はジョージ・ガーシュウィン(George Gershwin/1898~1937)の最高傑作オペラ「ポ―ギーとベス(Porgy and Bess)」の世界初のステレオによる全曲盤を紹介したい。 これは鬼才ロリン・マゼー […]
永遠の謎 シューベルト交響曲「未完成」
シューベルトの交響曲作品のなかでも最も万人に愛されている美しい「第7番(第8番)」がなぜ未完に終わったのかは色々な説があるにせよ現在も永遠の謎である。 このような類の謎はたとえば「江戸の絵師「写楽」は誰だったのか?」等々 […]
歴史的名盤ストラヴィンスキ―「兵士の物語」
今回はストラヴィンスキ―が第一次世界大戦末期の1918年、新古典主義にさしかかる移行期に作曲した「兵士の物語」のステレオ録音による歴史的名盤から二つ取り上げてみたい。 この作品は演奏時間およそ1時間弱、ロシアの民話を題材 […]
歴史的名盤「ヨーゼフ・カイルベルト」のウェーバー歌劇「魔弾の射手」全曲、1958
ヨーゼフ・カイルベルト(Joseph Keilberth/1908~1968-写真1)は1965年翌66年のNHK交響楽団客演や最後の来日となった1968年バンベルク交響楽団との来日公演を思い起すが彼はオペラを得意として […]
シベリウス弾きの名手、ヴァイオリニスト「カミラ・ウィックス」の名盤
今回は米国出身、シベリウス弾きの名手カミラ・ウィックス(Cmilla Wicks、写真1)が弾くシベリウス「ヴァイオリン協奏曲」を取り上げてみたい。 1952年録音スウェーデンの名匠シクステン・エールリンク(Sixten […]
話題を呼んだカラヤンとロシア巨匠たちによるベートーヴェン「三重協奏曲」、1969
今回はリリース当時大変な話題を呼んだカラヤン&ベルリン・フィルとロシアの巨匠たちが揃い録音されたベートーヴェン「三重協奏曲」の国内盤初出LPを紹介したい。 この録音は1969年9月ソリストにリヒテル(Pf)、オイストラフ […]
忘れ得ぬヴァイオリニスト「ボロニスワフ・ギンペル」
今回は学生時代に廉価盤LPなどでよく聴きいた忘れ得ぬヴァイオリニストのひとりボロニスワフ・ギンペル(Bronislaw Gimpel/1911~1979、写真1、ボロニスラフと表記されることもある)を取り上げてみたい。彼 […]
グラインドボーン音楽祭1960 /ヴェルディ「ファルスタッフ」ライブ盤
今年(2020年)のグラインドボーン音楽祭開催はやむなく「コロナ感染症」の影響で中止となったようだが毎年5月から7月にかけて開催されるイギリスの人気が高いオペラ音楽祭である。 会場はロンドンからおよそ70kmほど離れた南 […]