「コルトー、ティボー、カザルス」トリオの歴史的名盤、大公トリオ1928

アルフレッド・コルトー(Alfred Cortot(Pf)/1877~1962)、ジャック・ティボー(Jacques Thiboud(Vn)/1880~1953)、パブロ・カザルス(Pablo Casals(Vc)/1876~1973)によるトリオは1905年結成され20年余りに渡り20世紀前半に活動した世界的名トリオである (写真1 LP解説書掲載写真) 。 ヴァイオリンのティボーは1923年、1936年の2度来日しているが1953年3度目の来日途中悲惨な航空事故で不慮の死を遂げている。 今回紹介するこのトリオによるベートーヴェン「ピアノ三重奏曲”大公”」は1928年10月SP録音の歴史的名盤である。 紹介盤は1960年代初期「東芝音楽工業」時代にLP化された懐かしの「GR盤」である。 このメンバーによるこの作品唯一の録音、しかも音質は極めて良好である(写真2 LPジャケット 東芝GR-2010 /写真3 LPレーベル面)。

写真1    「コルトー、ティボー、カザルス」 トリオ(LP解説掲載写真)

写真2    「コルトー、ティボー、カザルス」トリオ-ベートーヴェン 「大公トリオ」LPジャケット(東芝GR盤-GR-2010 1928年録音)

写真3    LPレーベル面