エディト・パイネマン(Vn)によるドヴォルザーク「ヴァイオリン協奏曲イ短調」

エディト・パイネマン(Edith Peinemann/1937 写真1)はライン川下り観光の起点としても知られるドイツの古都マインツ(Mainz)出身、世界的名女流ヴァイオリニストだがレコード録音が極めて少ない。 今回紹介のドヴォルザークの「ヴァイオリン協奏曲」も独グラモフォンへの数少ない録音の一つである。 バックはペーター・マーク指揮チェコ・フィルの少々異色の顔合わせによる1965年のセッションで深みと共にスケール感ある演奏に満喫できる。 録音も大変素晴らしい。 紹介CDは独グラモフォンの「2CDCOMPACT CLASSICS」(廉価盤)として1992年にリリースされた。 またこの2CDセットにはこのほかブラームス「ヴァイオリン協奏曲」フェラス(Vn)、カラヤン&ベルリン・フィル、ブルッフ「ヴァイオリン協奏曲第1番」ヤン=ウク・キム(Vn)、オッコ・カム&バンベルク響など20世紀の名演奏が収録されている (写真2 CDジャケット、独グラモフォン-413 844-2 /写真3 CD演奏データ)。

写真1    エディト・パイネマン(ミュンヘン・フィル1972年来日公演プログラムから)

写真2    CDジャケット(独グラモフォン-413 844-2)1992年リリース盤

写真3    CD演奏データ