ヒルデ・ギューデン(Sop)、世界の子供の歌をうたう

今回は往年のオーストリアの名ソプラノ/ヒルデ・ギューデン(Hilde Güden/1917~1988、写真1)のユニークなアルバム「ヒルデン・ギューデン世界の子供の歌をうたう」を紹介したい。 紹介盤のLPジャケットは1976年にキング・レコードからリリースされた国内盤である (写真2  LPジャケット、SLA(H)6221/写真3  LPレーベル面)。  内容は日本でもよく親しまれている童謡ちょうちょ(原題:小さなハンス(Hänschen klein)、カスミか雲か(原題:小鳥はみんな(Alle Vöglein sind schon da)をはじめドイツ、イギリス、フランス、スペイン、ハンガリー、イタリア民謡のほか日本民謡「かぞえうた」も収録され興味をひいた。 しかも日本語も含めすべて原語で歌われている。 また伴奏はハンガリーのゲオルグ・フィッシャー(Georg Fischer)指揮するウィーン・フォルクスオパー管弦楽団である。 指揮のフィッシャーはピアニストとしても有名でカラヤンのウィーン国立歌劇場時代にアシスタントも務めた人でGyörgy Fischer(ジェルジ・フィッシャー)の表記もある。 このLPには録音データの記載はないが1960年代末ごろの録音と思われる。

写真1    ヒルデ・ギューデン(インターネット画像)

写真2    「ヒルデ・ギューデン/世界の子供の歌をうたう」LPジャケット(国内盤キング-ロンドンSLA(H)6221) 1976年リリース

写真3    LPレーベル面