ピエール・モントゥー、ハイドン交響曲唯一の録音

今日6月10日は日本で初めて時計(水時計)による時の知らせが行われた日にあたり「時の記念日」に制定されている。 それに因んでというわけではないが今回は古典音楽も得意とした巨匠ピエール・モントゥー(Pierre Monteux/1875~1964、写真1)の意外にも唯一の正規録音とされるハイドン交響曲第94番「驚愕」・第101番「時計」を紹介したい。 どちらの副題も作曲者ハイドンが命名したものではないが今日ではこの愛称で親しまれている名曲である。 この録音はモントゥー84歳を迎えた1959年ウィーンのソフィエンザールでのウィーン・フィルとのステレオ・セッションである。 モントゥーらしく優雅に振る演奏がウィーン・フィルの美しい響きとともに楽しめる1枚でもある。 紹介盤は1966年リリースの日本ビクター盤でレーベル面の「LIVING STEREO」表示も懐かしい(写真2 LPジャケット、日本ビクターSRA 2137/写真3 LPレーベル面)。

写真1    ピエール・モントゥー(LPジャケット裏面写真)

写真2    ピエール・モントゥー&ウィーン・フィル/ハイドン交響曲第94番「驚愕」・第101番「時計」LPジャケット-SRA 2137(日本ビクター1966年リリース盤)

写真3    LPレーベル面