エラート1000シリーズ 「バロックの大作曲家たち」特典LPから

今回は過去にも紹介した「エラート1000シリーズ-“バロックの大作曲家たち」(1970代初頭リリース)の特典盤から様々な演奏形態によるバッハのコラール「主よ、人の望みの喜びよ」を原曲と共に収めた1枚を取り上げてみたい。 この作品の原曲は全10曲から構成された教会カンタータ第147番「心と口と行いと生活もて」である。 有名な「主よ人の望みの喜びよ」の旋律は原曲第6曲並びに第10曲フィナーレに置かれている。 特典LPには20世紀の教会音楽スペシャリストのフリッツ・ヴェルナー(Fritz Werner)が指揮するプフォルツハイム室内管弦楽団と自ら創設したハイルブロン・ハインリヒ・シュッツ合唱団ほかによる全曲演奏である。 LP裏面後半に興味深い「主よ、人の望みの喜びよ」の4つの編曲版によるオルガン独奏、トランペット&オルガン デュオ、室内管弦楽団、そして金管合奏&オルガンによる演奏が収められている。 ちなみにオルガン独奏は20世紀フランスを代表する二人のオルガニスト、マリー=クレール・アラン(Marie-Claire Alain)、金管合奏との共演はクサヴィエ・ダッラス(Xavier Darasse)である。 またトランペット独奏はモーリス・アンドレ(Maurice André)、室内管弦楽版はクルト・レーデル指揮ミュンヘン・プロ・アルテ室内管弦楽団、金管合奏はアルス・ノヴァ金管五重奏団となっている(写真1 LPジャケット、TD3024-RE/写真2 LPレーベル面)。

写真1    LPジャケット(TD3024-RE、非売特典盤)

 

写真2    LPレーベル面