ハインツ・ワルベルクのブルックナー

ハインツ・ワルベルク(Heinz Wallberg/1923~2004、写真1)は1966年6月NHK交響楽団との初共演以来亡くなる2004年までたびたびN響の指揮台に立ち日本のファンを沸かせた指揮者の一人だった。 レパートリーも古典から現代音楽、またオペラ指揮者としても定評があった。 今回の紹介LP、ブルックナー「交響曲第8番」(Concert Hall録音)もなかなか趣きを感じさせる渋い演奏である。 このLPではオーケストラ日本語表記は「オーストリア交響楽団」となっているが実体は録音当時彼が首席指揮者を務めていたウィーンのトーンキュンストラー管弦楽団(Tonkünstler Orchester)ではないかと思われる。 ちなみに「N響」客演の際にもこの「第8番」を1994年に取り上げている(写真2 LPジャケット、国内盤Concert Hall – SMS 2604/2LP、第4面“Te Deum“をフィルアップ/写真3-LPレーベル面)。

写真1    ハインツ・ワルベルク(インターネット画像から)

 

写真2    LPジャケット(国内盤Concert Hall-SMS 2604、2LP) 1970年前後リリース盤

 

写真3    LPレーベル面