ピエ・デルヴォー&コロンヌ管のフランス音楽作品集

フランスの名匠ピエール・デルヴォー(Pierre Dervaux/1917~1992、写真1)は日本では比較的地味な存在だったがとりわけ1958年から亡くなる1992年まで首席指揮者を務めたコロンヌ管弦楽団(L’Orchestre del’ Association des ConcertsColonne)とのフランス音楽録音は定評があった。 また彼はほぼ同時期、米コマンド(Command)などに複数録音しているが今回は「仏EMI-VSM(La Voix De Son Maître)」―1960年パリの「サル・ワグラム(La Salle Wagram)」におけるステレオ録音を取り上げてみたい。 紹介LPはオリジナル盤と同様、デュカ 交響詩「魔法使いの弟子」、シャブリエ 狂詩曲「スペイン」、ドビュッシー「牧神の午後への前奏曲」、ラヴェル「ボレロ」、サン=サーンス 交響詩「死の舞踏」収めた東芝セラフィム廉価盤だがステレオ初期録音の素晴らしさにも驚いた1枚だった(写真2 LPジャケット、東芝SERAPHIM –AA 5038/写真3 LPレーベル面)。

写真1.   LPジャケット(国内盤東芝セラフィム AA-5038)1970年前後リリース

 

写真2. ピエール・デルヴォー(LPジャケット裏面掲載写真)

 

写真3    LPレーベル面