ペーター・レーゼル&ブラームス弦楽四重奏団によるブラームス「ピアノ五重奏曲ヘ短調」

今や日本のファンも多い旧東独ドレスデン出身の世界的名ピアニストのペーター・レーゼル(Peter Rösel/1945~ 、写真1)の初来日はもう半世紀余り前に遡る1971年11月、クルト・マズア率いるライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団日本公演客演だった。 今回の紹介盤は翌1972年5月に録音されたブラームス弦楽四重奏団と共演したブラームス「ピアノ五重奏曲ヘ短調作品34」である。 ピアノ+弦楽四重奏で演奏されるブラームス唯一の作品でもある。 ちなみにブラームス弦楽四重奏団は名門ベルリン・シュターツカペレの弦楽メンバーから構成されている。 この日本初出はLPだったが紹介CDは1994年にドイツ・シャルプラッテン20周年記念シリーズの廉価盤でリリースされた。 ブラームスのスペシャリスト、若きレーゼルの名盤の一つに数えられている (写真2 CDジャケット-徳間TKCC 70269)。

写真1    若きペーター・レーゼル(1971年来日公演プログラムから)

 

写真2-CDジャケット(徳間ドイツ・シャルプラッテンーTKCC 70269)1994年リリース盤