サシャ・ヴェチトモフ(Vc)によるマルティヌー「チェロ協奏曲第2番」
チェコ出身の現代音楽、新古典主義に傾倒した作曲家ボブスラフ・マルティヌー(Bohuslav Martinů/1890~1959)は日本ではまだまだ馴染みが薄い。 しかし彼はオペラから器楽曲作品に至る幅広い分野に数々の名曲を残している。 今回スポットをあてる「チェロ協奏曲第2番」マルティヌー存命中は演奏されずその初演は紹介盤と同様、サシャ・ヴェチトモフ(Saša Večtomov/1930~1989、写真1)のチェロ、ズデニエック・コシュラー(Zdeněk Košler/1928~1995-写真2)の指揮で1965年に行われた。 紹介LPレコードは初演後にスプラフォンにステレオ・セッションされた歴史的名盤である。 さらにこのレコードは1970年にフランスACCディスク大賞(Académie de Charles Cros)にも輝いている (写真3 LPジャケット、チェコSupraphon SUA ST 50883/写真4 LPレーベル面)。