シスタコーヴィチ 交響曲第12番 ”1917年”  〜私のこれ1枚〜

オーガン・ドルヤン指揮ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団 (日本フォノグラムFU-7511)

「オーガン・ドルヤン(Ogan Durjan/1922~2011)という指揮者はこのレコードが1971年「日本フォノグラム」の廉価盤「ユニヴェルソ・シリーズ」からリリースされるまで全く知らなかった。レコード解説にも指揮者のプロフィールの掲載もないので当時は先入観なくレコード演奏に耳を傾けた。 ところがその演奏のスケール感、ドルヤンが「ゲヴァントハウス管弦楽団」をグイグイと引っ張っていく強烈な迫力に驚いた1枚だった。 この作品は巨匠エフゲニー・ムラヴィンスキーが1961年に初演した6年後の1967年のセッション録音とされている。 後に調べてわかったことだがドルヤンという指揮者はイスラエルのエルサレム出身で1962年から69年までこの「ゲヴァントハウス管弦楽団」の首席客演指揮者を務めていた。 また「NHK FM」で彼が「フランス放送(新)フィルハーモニック管弦楽団」とのコンサート・ライヴ録音(1981年5月パリ・シャンゼリゼ劇場)-「ブルックナー交響曲第9番」が放送された時「オーガン・ドナルク(Ogan Durjan’narc)」の名前で紹介されていたことを思い起した。 またアルメニアの首都「エレバン」に本拠を置くかつて1980年代にワレリー・ゲルギエフも首席指揮者を務めたことがある「アルメニア・フィルハーモニー管弦楽団」の首席指揮者も務めている。

写真1    オーガン・ドルヤン指揮ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管「ショスタコーヴィチ交響曲第12番」(日本フォノグラム-FU 7511)

写真2    オーガン ドルヤン (インターネット画像から)