春の特別講演会とコンサート
演題「小澤征爾さんを偲んで」
日時:2024年4月13日(土) 午後2時〜午後4時30分
場所:龍ケ崎市 市民活動センター 2階大会議室
講師:東条碩夫氏(音楽評論家)
当日配布したプログラムはこちら
春の特別講演会は今年2月6日、天に召された小澤征爾さんを偲んで親交の深かった音楽評論家の東条碩夫氏をお招きし開催しました。
バーンスタインのアシスタントに決まった25歳の小澤さんがニューヨークフィルを指揮した黛敏郎の「バッカナール」はとてもエネルギーに満ち溢れていました。35歳の小澤さんがユーモアタップリの「語り」をしながら日フィルを指揮したプロコイエフ「ピーターと狼」、小澤ファンがさぞかし増えた事でしょう。とても辛い日フィル解散の経緯と最後の演奏会となってしまった曲目が偶然にもマーラー「復活」であったことは当に「蘇るために一度解散する」との天からの導きがあったのかも知れません。39歳の小澤さんが新日フィルとの欧米ツアーで演奏した「天・地・人」、本場ザルツブルグ音楽祭でシュターツカペレ・ドレスデンを指揮したブラームス1番の圧巻を聴き貴重なエピソードと相まって会場は大変盛り上がりました。(fumi)