【春の特別企画】「講演&CDコンサート:ワーグナーの大作 "ニーベルングの指環"録音の秘められた真実」

日 時:2014年4月19日(土) 午後2時 - 午後4時30分
場 所:竜ヶ崎ショッピングセンター・リブラ 2階 「旧映画館」
講 師:岩崎和夫氏("ステレオ"誌の元編集長)

当会は、毎年音楽界・オーディオ界でご活躍の講師をお招きして、 特別コンサートを開催しております。 今年度最初の特別企画は、講師として"レコード芸術"(音楽之友社)の編集部員として、 さらに"ステレオ"誌の編集長としてご活躍された岩崎和夫先生を講師に迎え、 ご講演頂きました。

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ワーグナー研究は、先生のライフワークであり、"指環"の名演奏を 中心に再生しながら、下記要旨に沿って先生が熱く語ってくださいました。 知られざる指揮者のエピソード、伝説の名プロデューサー、 ジョン・カルショウの逸話、録音を巡る数々の駆け引きなど、興味のつきないお話は、 会場を埋め尽くした聴衆からの喝采を受けながら終了しました。

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【講演要旨】

・プルーノ・ワルター指揮ウィーンフィルによる幻の「ワルキューレ」
楽劇「ワルキューレ」第1幕から(1935年):ロッテ・レーマン(S/ジークリンデ), ラウリッツ・メルヒオール(T:ジークムント)

・1951年バイロイト録音「神々の黄昏」誕生のいきさつ
楽劇「神々の黄昏」から:ハンス・クナッパーツブッシュ指揮バイロイト祝祭管弦楽団

・フルトヴェングラーの「指環」
楽劇「ワルキューレ」から(1950年):キルステン・フラグスタート, ヴィルヘルム・フルトヴェングラー指揮ミラノ・スカラ座管弦楽団

・史上初ゲオルク・ショルティ指揮ウィーンフィルの「指環」(1958~1964年)
楽劇「ラインの黄金」から:ジョージ・ロンドン/キルステン・フラグスタート

・テンシュテット幻の「指環」について

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〈岩崎 和夫 氏 略歴〉
1942年、群馬圏桐生市生まれ。
1965年、早稲田大学商学部卒業。
1965年 音楽之友社入社。レコード芸術編集部員、ステレオ編集長、週刊FM副編集長。
出版部でフルトヴェングラー、カラヤン、ドミンゴ、カレーラス等に関する書籍担当。
ウィーン、ベルリン、ミュンヘンのオペラ劇場舞台写真集も担当した。