NPO法人 龍ケ崎ゲヴァントハウス 年末特別企画
講演とコンサート「モーツァルト“伝説の録音”を聴く パート2」

日 時:2015年12月12日(土) 午後2時 - 午後4時30分
場 所:竜ヶ崎ショッピングセンター・リブラ 2階 「旧映画館」
講 師:新 忠篤氏(オーデ ィオ研究家、元フィリップスレコード・オランダ本社副社長)

テーマ:モーツァルト“伝説の録音”を聴く パート2

2015年の最後は、年末特別企画として、音楽・オーディオ界の第一人者、 元フィリップス・レコード・オランダ本社副社長、新忠篤氏をお招きし、 「モーツァルト“伝説の録音“を聴く パート2」と題して、講演とコンサートを行いました。

昨年12月、新氏が編集・企画された「モーツァルト“伝説の録音“」の 第1回発売を記念した講演とコンサートを行ない、大きな反響を呼びました。 ピアニストの内田光子氏、詩人の谷川俊太郎氏、音楽評論家のタリー・ポッター氏等、 多くの文化人からも高く評価されている画期的な全集ですが、 今回はこの企画の完結を記念した1年振りとなる第2回目の講演でした。 氏自身が開発した「SPレコード再生用イコライザー」を通した DSDレコーディングによって、クライスラーが、シュナーベルが、 ワルター&ウィーン・フィルが、最高音質で蘇り、全く古臭さを感じさせない 演奏の数々は、往年の名演奏家達の“真剣勝負“的な思いが伝わってくるようで、 感動的でした。 多くの方々の絶賛の声をあとに「講演とコンサート」は終了しました。

〈プログラム〉

【トルコ行進曲聴き比べ】
モーツァルト:ピアノ・ソナタ第11番イ長調K.331から「トルコ行進曲」
1.エリー・ナイ(p)(1941年録音)
2.エドウィン・フィッシャー(p)(1933年録音)
モーツァルト:ヴァイオリンとヴィオラのための協奏交響曲変ホ長調K.364  第1楽章、第2楽章
アルバート・スポールディング(vn)/ウィリアム・プリムローズ(va)
フリッツ・スティードリー指揮 ニュー・フレンズ・オブ・ミュージック管弦楽団(1941年録音)
モーツァルト:クラリネット五重奏曲イ長調K.581 第1楽章
チャールズ・ドレイパー(cl)/レナー弦楽四重奏団(1928年録音)

休憩10分

モーツァルト:歌劇「フィガロの結婚」K.492より“恋とはどんなものかしら”
ネリー・メルバ(sop)(1910年録音)
モーツァルト:ロンド二長調(「ハフナー・セレナード」K.250より クライスラー編曲)
フリッツ・クライスラー(vn)/フランツ・ルップ(p)(1938年録音)
モーツァルト:フルートとハープのための協奏曲ハ長調K.299 第1楽章
マルセル・モイーズ(fl)/リリー・ラスキーヌ(hp)
ピエロ・コッポラ指揮管弦楽団 (1931年録音)
モーツァルト:セレナード第13番ト長調K.525「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」全曲
ブルーノ・ワルター指揮ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(1936年録音)
モーツァルト:オーボエ、クラリネット、ホルン、 ファゴットのための協奏交響曲変ホ長調K.297b 第1楽章
ヴェンツケ(ob)/ビュルクナー(cl)/ツィラー(hrn)/ローテンシュタイナー(bsn)
近衛秀麿指揮ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 (1937年録音)
モーツァルト:ピアノ協奏曲第27番変ロ長調K.595 第2楽章、第3楽章
アルトゥール・シュナーベル(p)/ジョン・バルビローリ指揮 ロンドン交響楽団(1934年録音)

当日配布されたプログラム