龍ケ崎ゲヴァントハウス 特別企画  講演とコンサート「モーツァルト“伝説の録音”を聴く」

日 時:2014年12月13日(土) 午後2時?午後4時30分
場 所:竜ヶ崎ショッピングセンター・リブラ 2階 「旧映画館」
講 師:新 忠篤氏(オーデ ィオ研究家、元フィリップスレコード・オランダ本社副社長)
テーマ:モーツァルト“伝説の録音”を聴く

本年最後の締めくくりを飾る、特別企画として、音楽・オーディオ界の第一人者、 元フィリップス・レコード・オランダ本社副社長、新 忠篤氏をお招きし、 「モーツァルト“伝説の録音”を聴く」と題して、講演とコンサートを行いました。

 

新氏は月刊「ラジオ技術」及び、季刊「管球王国」等に執筆され、オーディオ界では 特にその名を知られた存在です。 このたび飛鳥新社が創立35周年を記念して出版した、モーツァルト“伝説の録音”が、 今話題になっています。 この企画はモーツァルトのSPレコードの名演奏、名録音を体系化したもので、 CD36枚、書籍3巻という、世界初となる大型企画で、この編集を担当されたのが、 新 忠篤氏と大原哲夫氏です。

今回の企画で使用されたSP盤は新氏所有のもので、氏自身が開発した 「SPレコード再生用イコライザー」を通したDSDレコーディングにより、 最高の音質で復刻され、生涯のくくりとして企画制作したという、 モーツァルトの「伝説の録音」が新氏の熱い語りと共に蘇りました。 会場を埋め尽くした多くの方々が、この"伝説の録音"に酔いしれました。 "まるで、すぐ目の前で演奏しているような生々しさ"という絶賛の声も聞かれ、 驚きと感動の講演&コンサートとなりました。

プログラム

モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第5番イ長調K.219 第3楽章よりメヌエット
ジュール・ブーシュリ(vn)/ルイ・ディエメール(p)(1906年録音)

モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第3番ト長調K.216 第1楽章
ブロニスワフ・フーベルマン(vn)/イサイ・ドブローウェン& ウィーン・フィル(1935年録音)

モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第5番イ長調K.219 第3楽章
アドルフ・ブッシュ(vn)/ブッシュ室内管弦楽団(1945年録音)

モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ第28番ホ短調K.304
ヨーゼフ・シゲティ(vn)/ニキタ・マガロフ(p)(1937年録音)

モーツァルト:弦楽四重奏曲第19番ハ長調「不協和音」K.465 第1楽章、第3楽章
カペー弦楽四重奏団(1928年録音)

モーツァルト:ピアノ協奏曲第20番ニ短調K.466 第2楽章
ブルーノ・ワルター(p/指揮)/ウィーン・フィル(1937年録音)

モーツァルト:交響曲第39番変ホ長調K.543 第3楽章
エーリッヒ・クライバー指揮ベルリン国立歌劇場管弦楽団(1927年録音)

モーツァルト:歌劇「魔笛」K.620より 夜の女王のアリア“復讐の炎は地獄のように我が心に燃え”
エルナ・ベルガー(sop)/トマス・ビーチャム&ベルリン・フィル(1937年録音)

モーツァルト:トルコ行進曲K.331 メヌエットニ長調K.355
ワンダ・ランドフスカ(hpscd)(1947年録音)

モーツァルト:すみれ K.476
エリーザベト・シューマン(sop)/ジェラルド・ムーア(p)(1945年録音)

モーツァルト:レクイエム K.626 から
ヨーゼフ・メスナー&ザルツブルク大聖堂合唱団・管弦楽団 (1931年ザルツブルク大聖堂ライヴ録音)

当日配布されたプログラム