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グレン・グールド (その8)
今まで聞き連ねた文章がグレン・グールドの悪口に読めたら大変申し訳ないと思いますし、グールドに関する多様な文章の存在を批判している様に取れたら誤解ですと言っておきたいと思います。
グールドの本質はやはり他の全てのピアニストと同様に演奏にあると言いながら、そこから外れた展開を試みてかなりの紙数を費やしてしまいました。
そして、ふと気が付いたのですが、グールドに関する文章が多く、それは書きやすいからだと言いながら、自らもこのグールドへの一章を持って、同じ事をしているのではないかと思いました。筆者もやはりグールドに付いて書きやすいと思っているのかと自問自答したのは事実です。
しかし、やはり、病を得たピアニストであると示す事は必要なのではないか。間違っている可能性はありながら、視点を変えて見る事は必要ではないかと悩みグールドへの一章を始めた訳です。
そうは言いながら、ここは今一度考えを整理してみる事も大切だと思い直しましたのでグレン・グールドへの一章の後半の演奏に付いて記するのに暫く時間をおいてみる事に致します。お許しください。
グールドに関しては暫くお休みを頂いて、二人目のピアニストを次回より取り上げたいと思います。
グレン・グールド 小休止